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Vol.65 オフィスの冷房と上手に付き合う!夏バテ知らずの身体づくり

2025.08.08

夏バテは、急激な温度変化に身体が対応できない状態として知られてきましたが、近年は連日の猛暑自体が夏バテの原因になることもあります。
外では照り返す日差しと猛暑で高温の環境、いっぽう屋内は冷房が効きすぎて寒いほど。
さらに、気温が高いと食欲が落ち、冷たくてのどごしの良いものばかりに偏りがちになります。
こうした条件が重なることで、自律神経が乱れ、体調不良につながってしまうのです。

自律神経ってなに?〜からだを整えるしくみ〜

自律神経とは、命令しなくても体温や内臓の働きなどを自動的に調整してくれる神経です。
変化する外の環境に合わせて、体内の環境を一定に保つために、交感神経と副交感神経がバランスを取りながら働いています。
しかし、オフィスでの冷房による急激な寒暖差は自律神経にとって大きなストレスとなり、バランスが崩れるとさまざまな不調が現れやすくなります。

冷房との「ちょうどいい距離」

  • ・設定温度は26~28度が目安
    自分で調整できる場合は、冷やしすぎないように意識を。空調の設定だけでなく、扇風機などで空気を循環させる工夫も有効です。
  • ・風が直接当たらない工夫
    設定温度が適切でも、冷風が直接当たると寒さを感じやすくなります。風向きを調整したり、風よけを使ったり、必要であれば席を移動するのも対策の一つです。
  • ・重ね着で温度差に対応
    カーディガンやストールを常備して、冷えすぎた室内に備えましょう。特に「首・手首・足首」を冷やさないことが、冷え対策のポイントです。

自律神経を整える食生活

  • ・朝食で体温アップ
    朝食を抜くと体温が上がらず、代謝が低下したままになります。温かい汁物や卵、雑穀ご飯など、主食とたんぱく質を意識して取りましょう。
  • 少しずつでも1日3食を
    食事の回数や量が減ると、身体に必要な栄養素、特にたんぱく質やビタミンが不足しやすくなります。まずは「一口でも食べる」ことから始めましょう。
    特に豚肉や玄米、豆類に多く含まれるビタミンB群は、疲労回復に役立ちます。
  • 温かい飲み物を取り入れる
    冷たい飲み物ばかりだと内臓が冷え、消化力が低下します。カフェインレスのハーブティーや白湯を取り入れることで、身体の内側から温まります。
  • • 発酵食品で腸を整える
    納豆や味噌、ヨーグルトなどの発酵食品は、腸内環境を整え、自律神経の安定にもつながります。日々の食事や間食に、ぜひ取り入れてみてください。

自律神経を整える身体活動・生活習慣

  • • 軽い運動を習慣に
    ウォーキングなどの有酸素運動に加え、ストレッチやヨガもおすすめです。リラックス効果により副交感神経が活性化され、体調を整える助けになります。
  • 深呼吸・呼吸法を取り入れる
    ゆっくりとした腹式呼吸は、副交感神経の働きを高め、ストレスを和らげる効果があります。緊張を感じたときに深呼吸を意識するだけでも効果的です。

    ・湯船に浸かる習慣を
    夏はシャワーで済ませがちですが、38~40℃程度のぬるめのお湯に10〜15分浸かることで副交感神経が優位になり、睡眠の質が向上します。心身の回復におすすめの習慣です。

いかがだったでしょうか。些細な無理や不調も、積み重なると秋まで引きずることがあります。
今のうちから、自律神経を守る生活習慣を意識し、猛暑や冷房とうまく付き合っていきましょう。
健康な身体は仕事のパフォーマンスにもつながります。元気に、健やかに、今年の夏を乗り切りましょう!

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