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Vol.71 11月8日は、「いい歯の日」 健やかな歯を保つための食習慣

2025.11.07

「老人になったら総入れ歯」というのは昔の話です。現在では、自分の歯を多く残している人が増えてきました。
しかし一方で、50歳を過ぎると失う歯が増える傾向にあります。

(令和4年歯科疾患実態調査:一人平均喪失歯数より)

乳歯が永久歯に生え変わった後、失った永久歯は二度と生えてきません。
今はインプラントなど歯を補う方法もありますが、そうした治療には時間もお金もかかります。
だからこそ、今ある歯をできるだけ長く使うために、日々の食習慣や歯のケアに意識を向けることは、
時間的にも経済的にもコストパフォーマンスの高い取り組みです。

虫歯・歯周病のメカニズムと食生活

虫歯(う蝕)は感染症です。ミュータンス菌などの虫歯菌が糖分をエサに酸を作り、その酸が歯を溶かしていきます。
口は外界に通じているため無菌状態ではいられず、ほとんどの人の口の中に虫歯菌が存在します。
口の中は通常、中性に保たれています。唾液が分泌されて口の中は洗い流されるので、健康な状態が維持されます。
飲食をすると細菌が酸をつくり、口の中は酸性に傾きます。
よく噛む人は唾液が多く分泌されるため中性に戻りやすいですが、糖分の多いものを頻繁に口にすると酸性状態が長く続き、歯の成分であるミネラルが溶け出してしまいます。
間食や甘い飲み物を常習的に摂る人は口の中が酸性に傾きやすく、虫歯菌が活発に活動する環境をつくってしまいます。
そのため歯磨きで、プラーク(歯垢)をしっかり取り除くことも大切な習慣です。

歯を守るための食習慣

20~30代は、就職や結婚など生活環境が大きく変わる方が多いです。この世代では特に朝食を抜く人が多く見られます。
朝食を欠食する人は夕食の時間が不規則になりやすく、間食の回数も増えるため、一日の食生活リズムが乱れがちです。
40代以降の壮年期は、社会や家庭での役割が増し、管理職としての責任や精神的ストレスも加わりやすい時期です。
忙しさから生活リズムが不規則になりやすいのも特徴です。
食事は生活全体の影響を受けるため、単独で改善するのは難しいものです。
今の生活の中でできることから、歯を守る食べ方を考えていきましょう。
• 虫歯菌が好む砂糖を含む食べ物や飲み物は、摂取の「時間」と「量」を決めて管理すること。
• 仕事中の飲み物は、長時間かけて口にするため、ノンシュガー飲料がおすすめです。
• 唾液をしっかり分泌させるには「よく噛む」ことが大切。食事時間に余裕をもち、噛み応えのある食材を取り入れる工夫をしましょう。
• 食事には、生野菜を一品加える、主食を雑穀米や大豆入りに変えると噛み応えアップにつながります。

アルコールと歯について

アルコールが直接口の中を酸性にすることは少ないのですが、注意すべきは「乾燥」・「糖分」・「酸」です。
アルコールには利尿作用があり、体内の水分が不足しやすくなります。
その結果、唾液の分泌が減少し、口の中を洗い流す力が弱まって虫歯になりやすい環境になります。
アルコールを楽しむときは、間にお茶や水を挟んで水分不足を防ぐことが大切です。
また、梅酒やワインなど糖分を多く含むお酒は歯への影響が大きく、長時間口に含まないよう配慮が必要です。カクテル類も糖分が多いため注意しましょう。
そして、お酒を飲んだ後こそ、歯磨きやうがいを忘れずに行うことが大切です。

口腔ケアとの連携

お口の健康を維持するためには、日々のセルフケア+プロフェッショナルケア の組み合わせが効果的です。
• 毎日のセルフケア(歯磨き・歯間ブラシ・デンタルフロスなど)と、歯科医院での定期健診を組み合わせることで、虫歯や歯周病を予防できます。
• 歯科受診は「痛みがある時だけ」ではなく、「定期的に行うもの」という意識を持つことが重要です。
歯は一度失うと取り戻せません。だからこそ「今」の生活習慣を見直すことが、将来の自分への最大の投資になります。
小さな積み重ねが、健康な歯を保ちましょう。

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