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vol.5 インフルエンザ対策② 予防ポイント

2022.11.25

前回は、「インフルエンザの予防接種状況、予防接種の費用補助に関する社内アンケート」についてお届けしました。
▼前回の記事はこちら▼
https://www.wellcle.co.jp/news_release/blog/3052/

今回は、「インフルエンザの予防で社内のスタッフが必要と思っていること、インフルエンザの予防ポイント」についてお伝えします。

「インフルエンザの予防で必要と思うこと(複数回答)」については、「手洗いをする」、「うがいをする」、「マスクをする」など、日頃からできる衛生管理が多い傾向にありました。
次に多いのは、「予防接種を受ける」でした。インフルエンザワクチンの効果は、接種してから約2週間後に現れ、約5~6か月続きます。流行のピークは例年1~2月なので、12月中旬までには接種を終えておくと安心です。予防接種をまだ受けていない方は早めに受けましょう。

インフルエンザにかからないようにするためには、何をしたら良いでしょうか。インフルエンザを予防するためのポイントについてみてみま しょう。

予防ポイント
流行前にインフルエンザワクチンの予防接種
予防接種は、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に効果的です。
外出後の手洗い等
流水・石鹸による手洗いは、インフルエンザウイルスを物理的に除去するのに有効です。接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。アルコール製剤による手指衛生も効果があります。
適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下します。加湿器などで室内を適切な湿度(50~60%)に保つことも予防に効果的です。
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を日頃から心がけましょう。
人混みの多い場所への外出を控え、人混みでは不織布マスクを利用する
感染症が流行してきたら、人混みの多い場所への外出を控えましょう。人混みに入る可能性がある場合には不織布マスクを着用することは一つの防御策と考えられます。
室内ではこまめに換気をする
季節を問わず、新型コロナウイルス対策としても、十分な換気が重要です。
常時換気設備や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行えます。常時換気設備や換気扇を常時運転し、最小限の換気量を確保しましょう。

冬場における換気の留意点
暖房器具の近くの窓を開けると、冷気が暖められるので、室温の低下を防ぐことができます。
また、短時間に窓を全開にするよりも、一方向の窓を少しだけ開けて常時換気を確保する方が、室温変化を抑えられます。この場合でも、暖房によって室内・室外の温度差が維持できれば、十分な換気量を得られます。
人がいない部屋の窓を開け、廊下を経由して、少し暖まった状態の新鮮な空気を人のいる部屋に取り入れることも、室温を維持するために有効です。

新型コロナウイルスの感染流行により感染対策が功を奏し、インフルエンザの報告数は激減しています。3年間に渡ってインフルエンザの流行が抑えられていましたが、次に流行する際にはこれまでのシーズンを上回る恐れもあります。
『予防は治療に勝る』という言葉もある通り、「日常的に体調を確認すること」、「こまめな手洗い・うがいなどの衛生管理」は、今後もしっかりと行っていきましょう。

参考:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/QA2022.html

text/管理栄養士 須田尚美

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