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vol.7 野菜ジュースの利用状況と活用方法

2022.12.23

コンビニやスーパーで手軽に買うことができる野菜ジュース。皆さんは利用する機会がありますか?私たち専門職は保健指導の際に、対象者から野菜ジュースに関する質問を受けることが多くあります。
今回は野菜ジュースに関して、専門職スタッフの利用状況や活用方法について調べてみました。

アンケート結果
10名がアンケートに回答し、半数の専門職スタッフは野菜ジュースを「時々飲む」 という結果でした。

 

 

 

 

野菜ジュースを飲む理由として、「栄養を補給するため」、「野菜不足を補うため」、「味が好き、美味しいと感じるため」などの回答がありました。

 

 

 

 

一方、飲まない理由には、「食事で野菜は摂れている」、「値段が高いから、コスパが悪い」などの回答が多く、普段の食事で野菜を摂るように意識していることや野菜ジュースの費用対効果の悪さから飲まないことが窺えます。

 

 

 

 

なお、野菜ジュースを選ぶ際には、「果汁が少なく、栄養素が多そうなもの」、「成分表示を見て、含有量のバラつきが少ないもの」、「料理に使えるよう無塩のもの」など、健康を意識して商品を選ぶこだわりがあるスタッフもいました。

「保健指導の際、野菜ジュースに関する質問を受けますか?」については、全員経験があり、「野菜ジュースを飲む際の注意点やどのような追加情報を伝えますか?」については、以下のような回答がありました。
・ 野菜ジュースは果汁入りの商品が多く、糖質を多く含みエネルギー量が高い場合がある。
・ 野菜ジュースは補助的に利用する。
・ 栄養成分表示を確認し、食物繊維が多く、糖質が少ない商品を選択する。
・ 野菜ジュースに使用する野菜が限られている。
・ 野菜ジュースは液体のため、噛む動作が減る。噛む動作の減少で生じるデメリットもある。

この食べ物さえ食べておけば大丈夫という万能なものはありません。何事も度を越えてしまうと、不足している場合と同じように身体にとっては良くありません。簡便さを重視し過ぎるのではなく、野菜そのものからしか味わえない「歯ごたえ」、「香り」、「味」を楽しむことも大切です。
野菜ジュースを利用する際は日常的な食事で不足する分を補う「補助的」な活用をし、自分の体と相談しながら上手に賢く利用するようにしましょう。

text/湘南ヘルスケア研究所 管理栄養士 菅野 つぐみ

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