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vol.37 春の不調改善!自律神経を整えよう

2024.03.08

寒い冬も終わり、ぽかぽかとした日差しが気持ち良い季節になりました。過ごしやすいと感じる一方で、「春はなぜかからだがだるい」、「日中もずっと眠い」という方もいるのではないでしょうか。『三寒四温』という言葉があるように、春は気温の変化が激しい日々が続きます。この気温の変化などによって、私たちのからだをコントロールしている自律神経がバランスを崩し、不調を感じるようになってしまうのです。
今回は、皆さんが穏やかに春を過ごせるよう、生活の中で自律神経を整えるためのポイントをお伝えします。
                                                          

自律神経ってどんな働き?

そもそも自律神経は、私たちが生活する中でどんな働きをしているのでしょうか。
実は自律神経には、からだを元気に動かす交感神経と、リラックスさせる副交感神経の2種類があります。
例えば毎日の気温に合わせて、交感神経が体温を上げたり、副交感神経が体温を下げたりと、ちょっとした調整をしてくれています。気温の変化が激しい日が続くと、コントロールをするのも一苦労。その結果、自律神経がバランスを崩してしまうのです。
また、春は生活も変化しやすい季節でもあります。新生活がスタートし、ストレスを感じる機会が多くなると、さらに自律神経が乱れやすい状態になってしまいます。
                                                          

自律神経を整えよう~食事編~

①腸内環境を整える食品を取り入れよう
腸内環境と自律神経はお互い影響しあっているので腸内環境を整えると、自律神経も乱れにくくなります。ぜひ、腸内の善玉菌を増やすような食品を日々の食事に取り入れてみましょう。おすすめは、ヨーグルト・納豆・キムチなどの発酵食品です。

②1日3食のリズムを大切にしよう
朝食を摂ると、自律神経が働いて腸が動きだします。食事のリズムを崩さないようにすることで、自律神経も同じリズムで働き、整いやすくなります。一定の時間に食べる、1日3食食べるようにするなど、なるべく規則的に食べるようにしましょう。
                                                          

自律神経を整えよう~リラックス編~

①お風呂はぬるめのお湯にしよう
熱いお湯に浸かると交感神経が元気になり興奮状態になるので、お湯の温度には注意が必要です。40度くらいのぬるめのお風呂に入ると、リラックスモードになりぐっすりと眠ることができます。熱いお風呂が好きな方も、なんだか調子が良くないなという時は、いつもよりぬるめのお湯にしてみるのがおすすめです。

②簡単なストレッチをしてみよう
ゆっくりと筋肉を伸ばすようなストレッチには、リラクゼーション効果があることが分かっています。ヨガやピラティスなどは、楽しみながら生活に取り入れやすいのも魅力的です。今はYouTubeにも沢山動画があり、自宅でも簡単にできるので気晴らしがてら、からだを動かしてみましょう。

                                                                                                            

今回は、自律神経を整えるために、食事編とリラックス編のポイントをお伝えしました。これ以外にも、自分の好きなことをやって日々のストレスを発散するのも良いですね。ぜひ、自分のできそうなことを生活に取り入れて、今年の春は穏やかな気持ちで過ごしましょう。

 

text/保健師 河野  真子

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